やまと式道徳教育では、「社会は、『全ての人が幸せを感じられる状態』であるべきである」と考えています。
また、やまと式道徳教育においては、「正しいこと(いいこと)」とは、「直接的、間接的にかかわらず、『全ての人が幸せを感じられる社会』を実現させる行為、維持する行為」のことで、「間違っていること(悪いこと)」とは、「直接的、間接的にかかわらず、『全ての人が幸せを感じられる社会』を乱す行為」のことです。
そのため、やまと式道徳教育における「理想的な人物」とは、「『全ての人が幸せを感じられる社会』の実現に、大きく貢献した人物」のことになります。
歴史上の人物で言うと、キリスト、釈迦、孔子、日本人では、上杉鷹山、二宮金次郎、近代では、ガンジー、マーティン・ルーサー・キング牧師等が、それに当てはまります。
キリストは、博愛をもって、悩める人々を救ったと言われています。
釈迦は、人々を煩悩の苦しみから救うために、悟ったことを多くの人に教えたと言われています。
孔子は、仁と礼を説いて、崩壊した社会の秩序を立て直そうとしたと言われています。
上杉鷹山は、藩主でありながら、自ら質素倹約を行ない、藩の財政再建、領民の生活向上を実現しました。
二宮金次郎は、至誠をもって、家政の立て直し、地域や藩の再興、窮民の救済を行ないました。
ガンジーは、非暴力不服従の精神で、インドの独立に貢献しました。
マーティン・ルーサー・キング牧師は、非暴力の精神で、公民権運動を指導しました。
彼らは、いずれも歴史に名前が残る偉大な人物ですが、彼らに共通しているのは、社会に大きく貢献したことです。
彼らは、自分の幸せだけを考えて生きたわけではありません。
多くの人の幸せを願い、困っている人を助け、世のため人のためになることを一生懸命行なって生きたのです。
このような人物は、国境を超え、時代を超え、今でも世界の多くの人から尊敬されています。
このような人物こそ、道徳的な意味で「理想的な人物」と言っていいのではないでしょうか?
やまと式道徳教育では、彼らのような「『全ての人が幸せを感じられる社会』の実現に、大きく貢献した人物」を、道徳的な意味で「理想的な人物」だと考えています。
まとめ
やまと式道徳教育における「理想的な人物」=「全ての人が幸せを感じられる社会」の実現に、大きく貢献した人物
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